癒合歯(ゆごうし)ってご存知ですか?
周りの子育てママさん達に聞いてみても、だいたい「え?何それ?ゆごう…し?え?」って感じで返されます。ですよねーーーー。癒合歯(ゆごうし)だなんて全然聞き慣れない単語ですし、聞き慣れないっていうか初めて聞きましたよねって感じですし、おすし。
息子が1歳3ヶ月になった頃、新しく歯が生えてきたんですが、それがちょっと変わった形だったので歯医者の友人にLINEで相談してみたところ「癒合歯かもねぇ」と言われた時に初めて聞いた単語でした。癒合歯。簡単に言うと、2つの歯が合体して1本になって生えているものを癒合歯と言うらしい。
先日、市の1歳半歯科検診でも実際に診てもらってアドバイスを受けてきたので、癒合歯について少しまとめてみました。
癒合歯とは何なのか?
これから生えてくる歯が顎の中で成長する段階で、2本の隣り合った「歯胚」がくっついた状態で1本の歯として生えてきたものが癒合歯です。
乳歯の前歯、特に下の前歯に多く見られるようで、2〜5%の発生率。うちの息子も下の前歯の、前から2番目と3番目の(乳側切歯と乳犬歯)が癒合歯と診断されました。ここが癒合歯になるケースが1番多いかなーと、歯科検診で歯医者さんから聞きました。
少し分かりにくいと思いますが、上の写真の黄色い丸の中の歯が息子の癒合歯です。
真ん中に切込みが入っていて、ワタシ的には「豚のヒヅメ」っぽくてたまらないw
なんかブタちゃんがピースしてるみたいで可愛いなーって、夫といつも話してます。
生えてきたときは「あら?なんだか変わった形の歯だな…?乳歯ってこんなんだったかな?」と、そんなに気に留めてなかったんですが、子育て支援センターなどで他の子の歯を見てみるとこんな形の歯が生えてる子いなくて、気になってました。でも可愛い。
癒合歯は治療が必要?
では、子供の歯が「癒合歯」だと言われた場合には何か治療が必要なのか?という疑問が浮かびますよね。その答えは「ノー」です。
癒合歯と言われたからといって、特に何もすることは無いらしいです…。
まあ…確かに歯が生えてくるのなんて、外からはどうしようもなさそうですもんねえ。
歯科医の友人がいるので、息子の歯についてLINEで相談したのがきっかけで癒合歯という言葉を知ったわけですが、その友人が言うには癒合歯は「審美性以外問題ない」そうです。
癒合歯は一般的に特に治療をするようなことは無い。ただ、歯と歯がくっついている部分が溝になっていて歯垢が溜まりやすくなる為、虫歯になりやすい可能性があるとの事。
毎日歯磨きをする習慣を作るのはもちろんですが、仕上げ磨きをするときは癒合歯の溝の部分に磨き残しが無いように丁寧に磨くように気をつけることが大事です!
あと、どうでもいい事だけど「豚のヒヅメに例えたのが非常に的確で分かりやすくてすぐ分かったよ」と友人に褒められて大変うれしかったです。(本当にどうでもいいな!)
永久歯も癒合歯になってしまう可能性はあるの?
息子の乳歯が癒合歯だと知ってから1番気になったのが、生え変わってくる永久歯も癒合歯担って生えてくるのか?という事でした。親としては1番気になりますそれが。
乳歯はいずれ抜けるからまあいいとして、永久歯は出来れば普通のが生えてほしいな…というのが親心ってもんでして。それについて上のLINE画像でもチラッと触れていますが、あまり関係ないのではないかという事らしいです。
いくら友人とはいえ、あんまりしつこく色々聞くのもアレなんで自分でも調べてみたのですが、永久歯に癒合歯が発生する確率は乳歯の10分の1程度なのだそう。乳歯が癒合歯だった場合、その後生えてくる永久歯も癒合歯の確率は0.05〜0.3%ぐらいというデータも有りました。永久歯も癒合歯になって生えてくる確率はかなり低めのようです。
じゃあ癒合歯が抜けたら生えてくる歯はどうなっているのか?
という疑問ですが、乳歯が癒合歯だった場合次に生えてくる永久歯は、
・普通に2本生えてくる
・1本欠如して1本だけ生えてくる
このどちらかの場合が多いようですね。
「いや、そりゃそうだろ!」
って感じなんですけどね。やっぱりそうなんですって。
いろんな歯医者さんのブログ記事などを読み漁って調べてみたのですが、書かれた時期などでデータの細かい数字がはっきりしませんが、だいたい半分半分の確率というところのようです。
歯科医の友人は下記のように言っておりました。
そんなの生えてくるまで分からないし、心配している時間が無駄だから心配しなくていい。他にやることいっぱいあるでしょ。←
生え変わりの時期まで親がやれることがあるとするなら、虫歯にならないようにしっかり歯磨きしてあげること、嫌がらずに歯磨きする習慣をつけてあげることぐらいだよ。
オッス!ガンバリマス!
永久歯の準備が始まる頃になったらレントゲン撮影でチェック
歯科医の友人とのLINEでの相談からしばらく経って、1歳半の歯科検診の時に改めて癒合歯と言われた時に「乳歯が抜けて永久歯が生えてくるまで何もしなくていいんですか?」と質問してみました。
4〜5歳頃になると顎の中で永久歯が作られて生え変わりの準備が始まるので、そのタイミングでレントゲン撮影をして歯の本数などをチェックすることが出来ます。それまでは歯磨きをしっかりして虫歯にならないように気をつけてください。
なるほど。生えてくる前に本数を確認できるんですね。
癒合歯は2本の歯が1つになってしまっているため、その分歯が生えているスペースが狭くなっていることが多いらしいです。例えばその後から生えてくる永久歯が2本であった場合に、スペースが足りずに歯並びが悪くなってしまうという可能性もあるんだとか。逆に1本だった場合でも、隙間が空きすぎてしまったりという可能性も。
レントゲン撮影をして次に生えてくる歯の数、歯が生えるスペースのバランスをチェックして必要であれば矯正をするということも相談すると良いとのことです。
それを聞くと心配しちゃいますけど、とりあえず息子はまだ1歳7ヶ月。あと3〜4年あるし、その間ずっと心配してても仕方ないから考えないことにしてます。スプーンの練習やら、お箸の練習やら、トイトレやら、これから悩むことは他にも盛りだくさんだし…(白目)
また、癒合歯は通常の乳歯よりも抜けにくい場合が多いので、抜歯が必要になる事もあるらしいです。永久歯が生えてきてるのに乳歯がまだ抜けなーーーい!って言う場合に。
そのためにも、永久歯が出来始める頃の4〜5歳ぐらいになったら歯医者さんに行って相談しましょう!
まとめ
癒合歯は乳歯に時々見られる「2本の歯がくっついて1本になって生えた歯」のこと。
生え変わりの時期には歯医者さんでチェックしてもらって、状態を確認することが大事だけど、早い段階では治療などは特に無いので気にしすぎない事です。
親ですから、心配するなと言っても難しいですが、とにかく虫歯にならないように歯磨きの習慣をつけて、汚れの溜まりやすいところをしっかり仕上げ磨きしてあげるようにしましょう!
・溝に汚れが溜まりやすく虫歯になりやすいので気をつけて磨く
・4〜5歳頃になったらレントゲン撮影をして歯科医師と相談しよう
コメント