出産には2つの選択肢がある。
「里帰り出産をする」か「里帰り出産をしない」かのどちらかだ。
偉そうに当たり前のこと言ってみました!こんにちは!
妊娠が分かった時「どこで出産するか?」という選択をしなければいけないわけですが、「迷わず里帰り!」という方は別として、色んな事情があって悩む人も多いんじゃないかなーと。
そんな訳で今回は「里帰りしない出産」を経験して私が感じたこと、里帰りしないメリットとデメリット、事前にやっておいたほうがいいこと等についてまとめた記事です。
同じく里帰りしない予定の方、まだ迷っているという方のお役に立てれば幸いでございます!
私が里帰り出産しなかった理由
里帰りしないで出産をすると決める人にも、それぞれ色んな理由があるでしょう。
私は以下の4つの理由で里帰りしませんでした。
落ち着いて過ごせる「実家」と呼べる家がそもそも無い
私の母は健在で健康。
しかし私が生まれ育った実家は色んな事情で既に無くなっており、母は小さなアパートで暮らしている。あの狭い部屋に赤ちゃんと一緒にしばらくお世話になるというのは…ちょっと無理そうだと。
母と性格が合わない
母とは仲が悪いわけではないが、良いとも言えない感じの関係。
たまに電話しても、3分も話しているとイライラしてきて喧嘩になってしまう。
なんだろうな…性格が合わないんだと思うほんと。
THE・昭和の子育てっていうのを押し付けてくるタイプだし…。
最初から自宅で子育てしたい
実家や義実家にお世話になるとしたら…家族とはいえ他人と一緒に暮らすことになる。
もちろん赤ちゃんのお世話や家事をやってくれて、きっと助かるんだろうけど気を使うしメンタルがやられそうだなと思った。
結局は自宅に戻るんだから、これからの赤ちゃんと一緒の生活のイメージを掴むためにも、最初から自宅がいいなーと。
それに、なんてったって我が家には猫ちゃんもいるのだ。
ただの猫ではない。超かわいい猫ちゃんがいるのだ。
猫ちゃんにも早めに赤ちゃんを紹介したかったというのもある。
夫と一緒に新生児から育児を始めたい
生まれたばかりの、本当に小さくて本当に可愛らしい新生児期。
でも新生児は可愛いだけではなくて、今にも壊れてしまいそうな怖さもある。
そんな新生児期から、最初から、夫婦で一緒に子育てがしたいなと思った。
里帰りするとなると、その貴重な時期に夫と一緒に生活をするという事が出来ない。
ある程度大きくなってから共に暮らし始めるということに、私はなんだか違和感を感じた。
以上の4つの理由で里帰りしないと決めたけど、私の中では3と4が大きいかなー。
里帰りしない出産のメリット
里帰りしない出産は大変そう…と思われがちだけど、私としてはメリットの方が多かったように思う。
これはきっと、性格の問題や産後の経過が順調かどうかによってかなり差が出てくるかもしれないが、私個人が感じたメリットをご紹介したい。
里帰りしなかった理由と被っちゃうのが多いけどそこは笑って許して…。
夫が最初から子育てに関わることが出来る
私が思う最大のメリットはこれかなー。
里帰りしなかった理由にも書いたけど、生まれたばかりの新生児期から夫と一緒に子育てをしたいという気持ちがあったので、それが出来たのはかなり大きかった。
新生児には、その時期にしか見れない色んな表情や仕草がある。
可愛いだけではなくて、壊れてしまいそうな怖さもある小さな小さな新生児期から、夫も一緒になって子育てをしたことで、彼は父親としてとっても頼もしくなってくれた。
それから、産後で私が身体のアチコチが痛い痛いと言いっている姿も見ているからか、掃除や洗濯・料理などの家事も積極的にやってくれた。
産後で弱っている妻と、ふにゃふにゃの新生児が家に居る。
それを目の当たりにして、「自分が頑張らねば!」という気持ちも芽生えたんじゃないだろうか。
彼も仕事が忙しいにも関わらず、本当によく頑張ってくれていたと思う。
とにかくこの大変な時期を一緒に乗り切ったことで夫婦の絆は間違いなく深まったと思う。
毎日のスケジュールを自分で決めてマイペースに過ごせる
普段一緒に住んでいない人との生活は疲れる。と、私は思う。
しかも産後の疲れた身体+産後メンタルでの他人(身内だろうが)との生活…想像しただけで私には地獄でしかない。
産後は自分の身体を休めるのも大事なことだし、新生児のお世話もしなければいけないというハードな状況。
だからこそ誰にも文句を言われたくない。
寝たい時に寝たいし、ご飯も食べたい時に自分のタイミングで食べたいし、トイレもお風呂も誰にも気を使わず使いたい。
1日中パジャマで、隙あらば寝転がって暮らしたい。
寝転んだままチョコレートかじりたい。散らかったテーブルも後で気が向いた時に片付けたい。
ビバ!ぐうたら!里帰りしない出産で、はじめから自宅で子育てを始めるならそれが叶うのだ!
例えば義実家にお世話になるとしたら…そんなことは絶対にできないし、たとえ私に実家があったとして里帰りしていても、そんな暮らしができるとは思えない。
同じ家に暮らすみんなと同じ時間にご飯も食べて、お風呂の順番も気を遣って、身だしなみも整えて、さらに新生児の世話。なかなか大変そうだ。
家族仲良しの家庭では、里帰りをしたら気楽に過ごせるのだろうか…。そんな実家があるのだろうか…。親に気を使わずにリラックス出来る親子関係ってあるんだろうか…。あるとするなら、ひたすらにうらやまC。
子育てに干渉されるストレスが無い
里帰り出産でよく耳にするのが、親に色々と口出しされてイライラしたり凹んだりしたという話。
親世代と現代では子育てに関する常識が変わっている部分があったり、子育てに対しての考え方が違ったりすることもあるので、里帰り出産だとそういうストレスは多そうなイメージ。
里帰りしない出産は、それが無いのがメリットと言えるんじゃないだろうか。
私は猫のことでも親に口出しされるとイラッとするタイプなんで…子供のこと言われたら平常心では居られないだろうな…。
里帰りしない出産のデメリットと対策
里帰りしないで出産してみて感じたデメリットは3つある。
それを発表しつつ、それに対する私のオススメ対策も紹介したい。
精神的な不安
里帰り出産なら、子育てのベテランである親の存在は頼もしいと思う。
たとえあまり仲が良くないにしても、子育て経験者の身内がすぐ側にいて、気軽に質問できるというのはとても助かるはずだ。
しかし里帰りしない出産の場合、すぐ近くにそういう人がが居ないという状況なので、初めてで分からないことだらけの新生児育児を手探りで乗り切るしかない。
「これでいいのかな…」「こんなんで大丈夫かな…」という不安は毎日だった気がする。
新生児期は外出することも出来ないので、夫以外話し相手も居ない。
ストレスや不安は溜まりやすいから、SNSなどを上手に活用するといいと思う。
私はもう毎日Twitterのママアカウントの皆さんに助けられていた。あと分からない事はGoogle先生にきいた。
というわけでこのデメリットを乗り切るための私のオススメは、
個人的にTwitterは今でも子育てに無くてはならないツールとなっている。
妊娠中にアカウントを作って、同じぐらいの週数のアカウントの方をフォローすると、みんなだいたい同じ時期に同じような悩みを抱えていたりする。
そして「私はこうやって乗り切ったよ!」「こうするといいよ!」という、有益な情報を得られたりもするし、共感し合えたりすることで孤独感を埋めてくれる。これが意外に本当に重要なんだ。
それから、育児書は1冊は手元にあると安心する。
本屋さんに行くとものすごい種類があって、どれを買っていいんだか分からなくなるよね…。
私が買ったのは、妊娠中から読んでいた雑誌「たまひよ」のムックのやつ。
月齢ごとにアドバイスがあり、イラストや写真も多くて見やすい。
病気の時のホームケアの方法なども載っているので、時間がある時はいつも読んでお勉強させてもらっている。
あとは、住んでいる市町村でも子育ての不安・悩みを聞いてくれる相談窓口が設けられているはずなので、そういうのも積極的に利用すると良いと思う。
知識と経験豊富な助産師さんや保健師さんが対応してくれたりするんだけど、そういう方に話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなるもんです。
体力的なキツさ
里帰りしない事で、自分の家でマイペースに過ごせるのはいいけど、自分のことは自分でやらなきゃいけない。産褥期は極力動かずに身体を休めるべきだけど、そうもいかない。
それが、里帰りしない出産というもの。
うちは夫の仕事が忙しい時期で、育児休暇を取ることもできなかったのでハードなスタートだったと記憶している。いや、もうハードすぎてあんまり覚えてないんだけど、ハードだったということだけは覚えている。
周りの人から「寝不足が1番つらい」と言われていたが、ホントそうだった…。
この「体力的なキツさ」を乗り切るための対策は、
う…うらやましい。うちはまだ手を出せずにいるが、いつか宝くじが当たったら買おう。(大袈裟な)
家族や友達に赤ちゃんを紹介するのが遅れる
産まれてくるのを楽しみにしてくれていた家族や友達に、早く赤ちゃんを見てもらいたい気持ちもあるけど、それがなかなか出来なかったのがちょっと残念だったかな。
うちの親にとっては初孫だったので本当に早く会いたがっていたけど、会わせられたのは生後1ヶ月半経ってからだった。
ホニャホニャの新生児期を見せてあげられなかったのは残念だったー。
このデメリットの対策は…
あれってなんで無料で使えるんでしょうねホント…ありがてえ。
里帰りしない出産をするなら事前に準備しておいた方がいい事3つ
私が里帰りしない出産を経験してみて、「コレは事前に準備しておくべきだった」「コレは事前に準備しておいて良かった」と思ったことがいくつかある。
産後は本当に色々と忙しく、寝不足で頭も回らない感じになっちゃうので、妊娠中の時間がある時に事前に準備しておいたほうが安心!
陣痛タクシーに登録しておく
夫が不在の時に陣痛が来たり、先に破水したりすることも十分考えられるので、陣痛タクシーに登録しておくと安心。
前もって住所や電話番号、出産予定の病院などを登録しておくことで、スムーズにそこまで送り届けてもらえるタクシー。マタニティタクシーという呼び方も。
妊婦さんを病院に運ぶことを前提にしているタクシーなので、安心して利用できるのがメリット。
おかずや主食を冷凍してストックしておく
しつこく言うけど、産褥期は身体を休めるのが最優先。
でもご飯は食べないわけにはいかないので、すぐに食べられるように作り置きして冷凍しておくと便利。
おすすめは、具沢山の炊き込みご飯や、豚汁、野菜たっぷりのスープ等。
それを一食分ずつ小分けして冷凍しておくとササッと食べれるし、タンパク質もビタミンも同時に摂れて一石二鳥◎
私は、キノコや根菜と鶏肉をたっぷり入れた炊き込みご飯を大量に作って、おにぎりにして1個ずつラップに包んで冷凍してました。赤ちゃんを抱きながらでも片手で食べられて非常に良かった。
普通の白米もまとめて炊いて、一食分ずつ小分け冷凍。
とにかく白米さえあればなんとか食事にはなる。
納豆ごはんとかお茶漬けとか、ふりかけご飯でもすぐに食べられて良い。
ゆで卵も作って冷蔵庫に入れておけば、おやつに良い。
ネットスーパーや宅配弁当などの情報をチェック
産後の1ヶ月間は基本的に買い物にも出られない。
夫に頼んで必要なものを買ってきてもらっていたけど、仕事も家事も忙しい状態で夫婦ともに疲れてしまうので、買い物はネットスーパーを使うことをオススメしたい。
それから宅配弁当も。
多少高くつくかもしれないけど、1ヶ月間ぐらいいいじゃない。
身体を休めるためですから◎
冷凍ストックも、たくさん作ったつもりでもすぐに無くなってしまうからね。産後は授乳やら慣れない育児やらで、やたらとお腹が空くんだ。
住んでいるエリアで利用できるネットスーパー・宅配弁当をやっているお店をを事前に調べて、登録を済ませ、出来れば前もって登録してお試しで利用してみたほうがいい。
ネットスーパーは住んでいる地域によって色々あるだろう。
生協なんかも広いエリアをカバーしているし、子育て世帯は配達無料などのサービスもあるので是非チェックしておこう!
1ヶ月ぐらい、お弁当に頼る生活も悪くない…。
ちなみに私は生協を利用している。
産褥期の買い物に行けない時はもちろん、息子が2歳になろうとしている今でも利用しまくっている。
生後5〜6ヶ月頃から離乳食が始まるが、コープの商品は本当に便利なものが多くて助かる。
離乳食のために加入したという人も少なくないんじゃなかろうか…。いやほんとに。
妊娠中から子供が3歳になるまで、子育て割引として配達料が無料になるというありがたい割引サービスがあるので、かなり助かっている。
ただしこれは、住んでいる地域によって割引のサービス内容の詳細が違うらしいので、まずは住んでいる地域のコープをチェックしてみて欲しい◎
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まとめ
里帰りなしの出産を乗り切るポイントをまとめると、
里帰りなし出産のメリットは…
・自宅でマイペースに子育てが出来る
・親に子育てについて干渉されない
・体力的に結構きつい
・親や友達に赤ちゃんを会わせるのが遅くなる
・食事はまとめて作って小分けして冷凍ストック
・住んでいる地域のネットスーパーやコープ等をチェックしておく
・分かりやすい育児書は1冊手元に置いておこう
・夫の協力は必須!とにかく頑張ってもう
・家事は最低限に済ませる
・身体を休めることが仕事!隙あらば寝るべし
そこをなんとか乗り切れば、身体も次第に回復してきて動けるようになる。
おっかなびっくりだった赤ちゃんのお世話にもだんだん慣れてくるから大丈夫!
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